尾鷲の作業道・作業土場

尾鷲の三木里で作業道および作業土場ができてきました。

かつては棚田状の水田だった場所に、床柱用のスギを植えた森です。
我々が訪れた昨年の秋には行き止まりの作業道が一本あるのみで、
その作業道も雨で「賽の河原」となっておりとても車が入れる状態ではありませんでした。

ここに、林業施行用の新たな作業道を通し、既存の農道とつないだネットワークを作ります。
また、後述するようにこの地域ならではの作業道規格を実験的に作ることも目的となっています。

作業道整備前の森:
ついこの前まで、間伐も出来ずに光の入らなかったうっそうとした人工林でしたが、
ここに道ができ、光が入り、新たな視界が開けることで予想を超えた風景の変化が生まれました。
道を通すという行為の、単純だけど根源的な風景を変える力。

整備後の森

円形土場

円形土場(駐車帯):
これから森林を動かし、サプライチェーンとして機能させるためには、
小規模山主による森林所有と管理を区分し、広域にわたる作業道ネットワークを基盤とした
効率的な林業施行管理体系の確立が必要となります。
今回の作業道整備は単一所有の森林で完結していますが、今後の広域への展開を見越し、
半径10m程度の円形土場(駐車帯)をネットワークのハブとして設置しています。

作業道:
傾斜が大きく降雨量の多いこの地域では、一般的な作業道規格では一度の雨で車の通れない道と
なってしまう。このため、地域に合った新たな作業道規格が求められています。
ここでは実験的に、現場発生のぐり石層50cm、同じく現場発生のレキ層15cmの上に、表層を15cm厚の
コンクリート舗装の3層構成としたうえ、水の流路を見極め、必要箇所に洗い越しを設けています。

スギの間伐材:
作業道・作業土場開設の過程で、何本もの間伐材が発生します。
これらを上手く利用し、素人でも組み立て可能な小屋(シェルター)を地元の大工さんと一緒に考え、
グリーンツーリズムのプログラムと組み合わせながら、実際に現地に組み立てることを検討していきます。
スギ皮などを使った屋根など、現在検討中。

(Y)

 

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