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尾鷲コーポラティブフォレスト計画

国内有数の多雨地域である三重県尾鷲市、中でも三木里町は前面をリアス式海岸の賀田湾、背後を熊野古道の難所で知られた険しい山々に囲まれ、津波に対して極めて脆弱な地理的条件を有している。本プロジェクトは、激しい降雨に耐えうる尾鷲式作業道規格を開発・整備することにより持続的な地域集約型林業への途を拓くと同時に、人工林を地域の防災拠点として捉え整備したところに特徴がある。作業道によって臨海集落から高台山間部をつなぐ避難経路を補完し、災害時に物流拠点となる土場整備や、間伐材を用いた集会・備蓄小屋を地域住民のセルフビルドで建設することにより、津波に備えた「事前復興まちづくり」モデルとなる森づくりを実現した。

所在地│三重県尾鷲市
事業主体│特定非営利活動法人ア・ピース・オブ・コスモス
竣工│2011.12
規模│作業道整備:約250m 円形土場開設:約300m²、450m² 休憩小屋:約15m²
共同│東京大学羽藤研究室

2012年度グッドデザイン賞