三戸浜の家

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2016

家族のつながりと趣味を両立する「ガレージリビング」の家

 

30代の若い夫婦が家族との時間を大切にするため、あえて都心部から離れた海に程近い土地を求めて建てられた住宅。家族の気配がどこにいてもわかること、生活の変化に対応できるつくりとすること、予算の制約などから単純な筒型の一室空間とし、南に面した吹き抜けの土間は家族が集まる居間と趣味用のガレージを兼ねている。構造躯体に重点を置き、仕上げや付加的な設えを最低限にすることで、将来にわたって住み手が関与できる余地のある住宅を目指した。耐震要素として750mm幅の袖壁を1間ピッチに配置し、その間に可動棚やクローゼットを設置。それによる大きな壁面収納がこの家の特徴となっている。

@Shigeo Ogawa

所在地

神奈川県三浦市

事業主体

個人

竣工

2016.9

構造

木造2階建て

規模

敷地面積:211.04m²
建築面積:75.95m²
延床面積:115.75m²

共同

構造:KAP
設備:Yamada Machinery Office
照明デザイン:CHIPS
施工:田村工務店